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STAND UP CAFE 目標5 - 「女性が健康な状態で妊娠し、子どもを産めるようにしよう」を実施

世界同時アクションSTAND UP TAKE ACTIONに向けて、ミレニアム開発目標(MDGs)の知識を深めるSTAND UP CAFE。8月25日(水)は目標5「女性が健康な状態で妊娠し、子どもを産めるようにしよう」をテーマに、財団法人家族計画国際協力財団(ジョイセフ)の塩田恭子氏、甲斐和歌子氏からお話をお伺いしました。

日本を含む先進国では、妊娠や出産によって命を落とすことはそう多くありません。しかし、世界に目を向けてみると、妊娠・出産時に亡くなる女性は一日になんと1000人以上。99%が途上国に暮らしているそうです。MDGsの目標5は、このような妊産婦が抱える課題を解決するために、「妊産婦の死亡を1990年と比べて4分の1にする」「リプロダクティブ・ヘルスへの普遍的アクセスを達成する」ことを2015年までに達成すべき目標として定めています。

「妊娠や出産に関して、『産む・産まない』『いつ何人生む』などを女性自身が決められること。そして、健康な子どもを持つために必要な医療サービスを受けたり、情報を手に入れられること。これが、リプロダクティブ・ヘルスです。妊産婦が抱える課題を解決するためには、欠かせないことです」と塩田さん。しかし、リプロダクティブ・ヘルスの達成どころか、女性がとても厳しい環境に置かれている現実があります。「例えば、重労働や多産、栄養不足、早期妊娠などの社会的な要員。これらに加えて、医師や看護師・助産師などの医療従事者や病院などの医療施設が途上国では足りないことが、防げるはずの死を防げない状況を生んでいます」。

ところで、妊産婦が抱える課題に取り組むことが、貧困をなくすためになぜ重要なのでしょうか。「例えば、安全に妊娠・出産できるお母さんが増えれば子ども死亡率改善(目標4)につながりますし、解決への取り組みを通じて女性の社会的な地位が向上(目標3)すれば、将来的に教育を受けられる(目標2)可能性も高まるでしょう。命が誕生する瞬間を母子がどのように迎え、お母さんが社会の中でどのような地位に置かれるのかは、一人ひとりの一生に深く関わることなのです」。

このような途上国での問題解決に取り組んでいるジョイセフ。取り組みには、現在の途上国並みだった戦前から、日本でこの問題に取り組んできた経験が生きているとか。日本で妊産婦の死亡率を下げられた背景には、家族計画や保健医療システムなどの制度が全国に浸透したことや、草の根人材による活動が各地で行われたことが挙げられますが、特に草の根の活動を担ったジョイセフでは、これらの経験を生かして途上国での人材育成に力を入れるほか、医療器具や病院の寄贈、そして政策提言活動を行っているのだそうです。

一方で、取り組みを進める中で直面する課題も少なくありません。例えば、伝統的な手法や慣習に基づいて出産を行っている地域で、リプロダクティブ・ヘルスを普及させることが難しいこと。このような場合には、地域で積極的な女性に安全な出産のよさを示してもらうことで、周囲の信頼を得るなどの工夫をしているそうです。

また、子どもの問題と比べて妊産婦の問題は支援する側の関心を集めにくく、活動のための資金を集めにくい現状もあるそうです。「母子保健に取り組むNGOは日本でとても少なく、あまり注目されていないのが現状。興味を持ったらブログやTwitterで情報を発信したり、シンボルのホワイトリボンをつけてください」と甲斐さん。関心の低さを反映してか、8つあるMDGs目標の中でもっとも達成が難しいとされています。

しかし、塩田さんのお話のように他のMDGs目標達成にも深く関係するMDGs目標5。「みんなお母さんから生まれてくる。それはどこの国でも変わらない事実です。子どもとお母さんが抱える課題を解決するには、別々ではなく、両輪と考えて取り組む必要があります」という結びの一言が印象に残りました。

講演後は、講師の2名も交えて参加者同士で感想や質問を共有。「母子健康に対する支援や関心が低いことが残念でしたが、だからこそ周囲に伝えていきたい」などの声が聞かれました。
(2010.9.29)

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