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STAND UP CAFE - 「MDGs - 貧困問題解決に取り組む世界の約束」を実施

貧困をなくすために“立ち上がる”世界同時開催アクション「STAND UP TAKE ACTION」の一環として、ミレニアム開発目標(MDGs)や世界の貧困の現状、そして問題解決に取り組むNGOの取り組みを紹介するトークイベント「STAND UP CAFE(スタンド・アップ カフェ)」が、東京・高田馬場で「開店」しました。

7月6日(火)に行われた第一回のテーマは、「MDGs - 貧困問題解決に取り組む世界の約束」。特定非営利活動法人オックスファム・ジャパンの山田太雲氏をお招きし、お話をお伺いしました。

山田さんは、MDGsは大きく2つの特徴を持つといいます。「まずは、具体的な8つの達成目標と期限を定めていること。例えば目標1に示されている『1990年と比較して2015年までに世界の貧困人口を半減する』のように、2015年までに達成すべき指標がすべての目標ではっきりと示されています」「次に特徴的なのは、目標の定め方です。過去の目標の多くが『学校を500校建設する』のように何をやるかを重視していたのに対して、『すべての子どもが小学校に通えるようになる』のように、MDGsは成果を重視しています」。

MDGs策定から10年が経過。これまでにどのような成果が出ているのでしょうか。「MDGsは途上国の目標でも、先進国の目標でもなく、189ヵ国によって合意された世界の目標です。そのため、達成のためには途上国と先進国が協力しあうことが欠かせません。途上国には貧困を終わらせるための政策を作ったり具体的な事業やサービスの提供を行うことが、先進国には途上国の取り組みを後押しする資金的な支援やしくみづくりが求められています。さまざまな目標を1つに集約し、途上国と先進国がお互いに果たすべき役割を定めたことで、同じ土俵で議論できるようになったことは、MDGs策定の1つの成果です」と山田さん。また、「教育」「HIV/エイズ」「水」「衛生」など、分野ごとに定められていた目標を統合したことで、相互に関係する課題解決に包括的に取り組めるようになったこともMDGs策定による成果として挙げられるそうです。

しかし、「MDGsは貧困解決の万能薬ではなく、課題もある」のだとか。例えば、MDGsは目標であって、法的拘束力を持ちません。そのためか、期限である2015年までの達成が危ぶまれている現状があるそうです。また、成人の識字率向上や障がい者をとりまく課題など、世界にはMDGsに含まれていない課題も数多くあります。そして、達成されたとしても「貧困を半減」することにしかならず、貧困がなくなる訳ではないことなどを説明してくれました。「そうは言っても、貧困の半減は最低限達成しなければならない目標。完璧な解決策ではないことを言い訳にして、達成を軽視することが許される訳ではありません」。

何が期限までの達成を阻んでいて、私たちには何ができるのでしょうか。まず、私たちが住む日本には、先進国の一員として達成のために政府開発援助(ODA)などによって途上国の取り組みを支援することが求められています。しかし、財団法人国際開発センターが発表した国際開発貢献指標によると、日本は世界第2位の経済大国であるにもかかわらず、先進国22ヵ国の中で貧困解決に果たす貢献度は下から2番目の21位。求められる役割を十分に果たしているとはいえない現状があります。

このような背景にはMDGsの認知度が低く、国を挙げて取り組むべきと考えられていないことも関係しているそうです。財団法人国際協力推進協会が実施した「国際協力/ODAに関する調査報告書」によると、日本国民のMDGs認知度はわずか3.7%。達成への取り組みが強化されるためには、まずは多くの人たちにMDGsを知ってもらい、日本としての責任を果たすよう政府に働きかけることが必要なのではないでしょうか。

「寄付をしたり、自分にできる小さなことをコツコツと行うことも大切。しかし、これらに加えて政策を変える行動を起こすことが、貧困を終わらせるためには必要です」と、山田さんは熱っぽく語ります。例えば、ケニアではMDGsが大統領選挙の焦点の1つになった結果、選出後に小学校が無料化されて多くの子どもたちが学校に通えるようになったのだとか。「NGOや国際機関による『支援』だけでは限界があります。政策や社会のしくみを変えられたときに、貧困のない世界の実現が近づくのです」。

9月20日からニューヨークで行われ、2015年までのMDGs達成に向けた取り組みを議論するMDGsレビュー・サミット。ケニアでの事例のように、日本でもMDGsにもっと焦点が当たるよう働きかけを強める必要がありそうです。「政治家を動かすためには、多くの声が集まり、世論となることが必要です。NGOは途上国や日本の市民の声を集めて、政治家に届けることはできます。しかし、世論をつくることができるのは、私たち一人ひとりです。MDGsを達成して欲しい、貧困のない世界を実現して欲しいという声を上げてください」。そう締めくくるとともに、具体的な行動の機会として9月17~19日に行われる世界同時アクションSTAND UP TAKE ACTIONを紹介しました。

質疑応答では、「行動によってどのような変化が生まれたのか、もっと詳しく事例を知りたい」など、私たちの自身の行動に関する質問が集中。また、STAND UP TAKE ACTIONにちなんで、「私のテイク・アクション」を記してもらったアクション・シートにはたくさんの前向きな行動が並びました。

今後もSTAND UP CAFEでは、MDGsの各目標達成のための現場での取り組みを加盟するNGOから紹介してもらいながら、MDGs達成に必要な行動を考えたいと思います。

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