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STAND UP CAFE 目標6 - HIV/エイズ、マラリア、その他の病気が広がるのを防ごうを実施

貧困をなくすために“立ち上がる”世界同時開催アクションSTAND UP TAKE ACTIONの一環として、ミレニアム開発目標(MDGs)や世界の貧困の現状、そして問題解決に取り組むNGOの取り組みを紹介するトークイベントSTAND UP CAFE。

9月7日(火)に行われた第7回目のテーマは、目標6「HIV/エイズ、マラリア、その他の病気が広がるのを防ごう」。ゲストはエイズ孤児支援NGO・PLASの門田瑠衣子さんです。「2005年に学生ボランティアとしてケニアを訪問したときにエイズ孤児に出会い、何かをしたいと思いPLASを立ち上げました」という一言で参加者の心をぐっとつかみ、この日のトークは始まりました。

世界では現在、3300万人がHIV/エイズに感染しています。特に感染者が集中しているのはサハラ以南のアフリカで、感染者は成人の100人に5人にも上るそうです。また、HIV/エイズによって命を落とす人の75%がアフリカで生活しています。このような現状に世界が直面しているなか、MDGs目標6は達成に近づいているのでしょうか。門田さんは、「少しだけ進展はしていますが、達成されてはいません」と話します。

例えば、HIV/エイズによる死亡者数です。220万人(2005年)から200万人(2007年)に減っていますが、これは今なお200万人もの人々がHIV/エイズで亡くなっていることを意味します。また、MDGs目標6のターゲットの1つ「HIV/エイズの治療への普遍的なアクセス」を見ても、40万人(2003年)から400万人(2008年)へと治療が受けられる人は増えていますが、治療を必要とする3300万人には遠く及びません。

HIV/エイズの蔓延を防止するための対策も、「進んでいるように見えますが、まだまだ不十分です」と門田さん。中でも問題なのは治療が普及するスピードよりも、HIVに感染するスピードの方が早いことだそうです。2人が治療を受け始める間に5人が新たにHIVに感染していて、その数は1日に7400人。また、感染者の96%が途上国に住んでいるにも関わらず、途上国での治療や予防がうまくいっていない現状を指摘しました。

HIV/エイズ対策のなかでも特にエイズ孤児()支援に力を入れて、ケニアとウガンダで活動するNGO・PLAS。1500万人のエイズ孤児のうち1210万人がサハラ以南のアフリカで暮らす状況がある中で、どのような活動に取り組んでいるのでしょうか。

PLASは、エイズ孤児がこれ以上増えないように母子感染の予防や孤児への教育支援、エイズ啓発などを行うとともに、今いるエイズ孤児が差別されず生きていけるように活動しています。エイズ孤児になった子どもは、多くの場合祖父母、近所の人のお世話になりますが、引き取り先がないと子どもだけで生活したり、ストリートチルドレンになってしまうこともあるそうです。「このような状況に置かれたエイズ孤児は差別されるだけではありません。『自分が悪い子だったから親が死んでしまった、自分はいらない人間だからいなくなった方がいい』と思うようになってしまうんです」と門田さん。

活動の柱の1つ、母子感染の予防のためには、妊産婦が母子感染のリスクを正しく理解すること、医療機関で検診を受けること、設備が十分な病院で出産することが重要です。しかし、そもそも母子感染を知らない、病院まで3~4時間かかる、発言権が強い男性から病院へ行くなと言われてしまうなどの様々な課題があり、PLASが活動する地域では病院へ行けない人が多い実情があるそうです。
このような状況の中で、地域のリーダーと協力して効果的にHIV/エイズの啓発活動を実施できていることや、病院や診療所と連携して活動を進めることで、病院へ来る妊産婦が増えたことなどを報告してくれました。加えて門田さんからは、「受け皿となる病院の拡充や、診療費を支払うために現金収入を得られるようになることも必要」と、啓発だけではない今後の取り組みへの指摘もありました。

また、「HIV/エイズの問題のなかで、なぜエイズ孤児に焦点をあてているのか」という参加者からの質問に対しては、「HIV/エイズへの支援は大人に偏っています。エイズ孤児の子どもにまでは支援が行き届いていないのです」と、エイズ孤児支援を行うことの意義を話してくれました。

「私たちにできることは、まず知ること。そして、貧困をなくしたいという意志を表明することです」と、参加者に向けて門田さんは最後に話しました。私たち一人ひとりが世界の問題に対して関心を持ち、解決のために責任をもって行動すること。これは、MDGsを達成するために、全てのゴールに共通することだと感じました。

※エイズ孤児=片親もしくは両親をHIV/エイズで亡くした18歳未満の子ども

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