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STAND UP CAFE 目標7 - 環境の持続可能性を確保しようを実施

貧困をなくすために“立ち上がる”世界同時開催アクション「STAND UP TAKE ACTION」の一環として、ミレニアム開発目標(MDGs)や世界の貧困の現状、そして問題解決に取り組むNGOの取り組みを紹介するトークイベント「STAND UP CAFE(スタンド・アップ カフェ)」を9月16日(木)に開催しました。

第8回目となる今回のテーマは、MDGs目標7「環境の持続可能性を確保しよう」。講師はコンサベーション・インターナショナル ジャパンの日比保史さんです。会場の特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド事務所に20名ほどの参加者を迎え、恒例のMDGsクイズに続いて、日比さんのお話をお聞きしました。

今は地球で6回目の大絶滅期。約20分に1種類という速さで生物が絶滅していて、哺乳類の2割、鳥類の1割強、両生類の3割近くが絶滅危惧種だそうです。人口増加、グローバル化による外来種などの問題、非持続的な経済発展と貧困、農地の利用転換、都市開発、気候変動による生息環境の破壊と分散化に加えて、食料や木材の確保や、ペットへの利用を目的とした非持続的な採集など、私たちにとって身近なことも絶滅を加速されている一因だとのこと。

さまざま地域で種の絶滅が見られます。例えば、南米のガラパゴス諸島では、生態系の変化によって今まで生息していなかったウミヘビがここ数年発見されていることや、世界の珊瑚礁の3分の1が破壊の危機にさらされていること、また、日本の事例では、もともと多様な生物を育んでいた琵琶湖に外来種のブルーギルとブラックバスが入ったことで、在来種が駆逐されてしまったことなどを日比さんはお話してくれました。

「現代は自然に発生する1000倍のスピードで種が絶滅しています。これは人類の影響です」。日比さんの一言が強く印象に残りました。

生物多様性と貧困。両者はあまり関係がないと思われがちです。しかし、私たちは「生態系サービス」からたくさんの恩恵を得ています。これらを経済価値に換算すると1年間で約33兆ドルと、なんと世界の総生産合計を上回ります。あまり意識することはありませんが、私たちの生活に生態系サービスが欠かせないことがよくわかります。加えて、約20億人とされる世界の貧困層の多くが農村部に暮らしていることを考えると、生物多様性を守ることは、貧困層の生活を悪化させないことにつながると考えられます。「人々の生活に直接関わる生物多様性は、MDGs全ての目標に関係するもの。MDGs達成には生物多様性の保全が欠かせません」と、貧困解消における生物多様性の重要性を強調しました。

しかし、MDGs目標7に掲げられる生物多様性に関する項目の状況は、残念ながら悪化の一途をたどっているそうです。「例えば自然保護区の指定では、保護区の面積が増えても指定が形骸化している地域があります。また保護区を作成する中で、住民の立ち退き問題も発生しています」。

私たちに何ができるのでしょうか。「例えば、生物多様性の保全に寄与する商品を購入することやSTAND UP TAKE ACTIONの一環として生物多様性の保全を訴えることは、消費者として、先進国に住む一人として取り組める行動ではないでしょうか」。一人ひとりが行えるアクションをいくつか紹介してくれました。

「経済活動に寄与しなければ種の保全を行わなくてもよいのか」「開発と生物多様性は両立できるのか」など、興味深い質問も多く飛び交った今回のセミナーでは、貧困を解決する上での、人間と環境の関係を改めて考えさせられました。生物多様性の保全が目標の一つに組み込まれているMDGsは、よりよき未来を導く一つの指針になるのかもしれません。

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