9月19日、ホテルオータニ札で国際連合開発計画(UNDP)と共催でセミナー国連開発計画との共催セミナー「北の大地からアフリカへのメッセージ =『アフリカの年』50周年を前に=」を開催しました。

昨年、TICADⅣ、G8サミットで高まったアフリカへの関心を呼び戻し、また、1960年の「アフリカの年」から50年にあたる2010年への関心を呼び起こす企画でした。
北海道国際交流センターの池田さんとムビラ(ジンバブエの親指ピアノ)奏者の瀬戸田さんによるオープニングで始まり、MDGs達成を目指す取り組み、TICAD(アフリカ開発会議)プロセス、JICAの活動そしてNGOがアフリカの課題に関わっていくにあたっての課題を紹介するパネル・ディスカッションが行われました。

東アフリカの音楽パフォーマンスユニット、ゴンダブ&ワテテメコによるアフリカン・ダンスとパーカッション後のパネル・ディスカッションでは、北海道での留学生受け入れを中心とした国際交流、大学による国際協力、アフリカ報道にあたっての工夫、そして企業としての国際協力の取り組みが紹介されました。

会場からは、南アフリカ共和国の貿易・工業支援の経験を踏まえた企業活動への注目の呼びかけ、アフリカ諸国政府の取り組みに関する質問などが出されました。
討議の後、動く→動かす事務局からSTAND UP TAKE ACTIONへの参加呼びかけが行われ、来場者の皆さんも一緒に予行演習も行いました。
9月15日に後援の北海道新聞社がセミナー開催を紹介する記事を掲載したこともあって、用意された席が足りなくなるほどの来場者がありました。
隣りの会場に移って開かれたUNDP主催のレセプションでは、北海道・山本副知事、札幌市・上田市長のあいさつもあり、アフリカ開発支援への関心の高さが感じられました。
■プログラム 14:00 プロローグ「アフリカへのいざない」
池田 誠 (財)北海道国際交流センター(HIF)事務局長
14:15 パネルディスカッション 第1セッション「アフリカの魅力と課題」
モデレーター:
箱山富美子・藤女子大学人間生活学部教授
パネリスト:
村田俊一 国連開発計画(UNDP)駐日代表
山田彰 外務省国際協力局・アフリカ審議官組織 参事官
外川徹 国際協力機構(JICA)札幌 所長
林達雄 アフリカ日本協議会(AJF) 代表理事
15:15 パフォーマンス:東アフリカの音楽とダンス
出演:ゴンダブ&ワテテメコ
15:45 パネルディスカッション 第2セッション
「地域はアフリカとどうかかわるか:北海道とアフリカ」
モデレーター:
箱山富美子・藤女子大学人間生活学部 教授
パネリスト:
池田誠 (財)北海道国際交流センター(HIF)事務局長
玉城英彦 北海道大学大学院医学研究科 教授
田中祥彦 北海道新聞報道本部
金井昭雄 富士メガネ 会長
16:45 総括発言「アフリカ・MDGs支援への参加呼びかけ」
発言者:
稲場雅紀「動く→動かす」(GCAP Japan)事務局長
(総合司会:八木浩治・UNDP東京事務所次席代表)
(敬称略・発言順)
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